マウイ島のシンボル「太陽の家」ハレアカラ山



 

マウイ島のどこからでもその荘厳な姿を仰ぐことができる、標高3,055mに及ぶハレアカラ山。世界最大級の休火山で、マウイ島の一番の見所と言えるスポットです。







 

マウイ島のシンボル、ハレアカラ山


ハワイ語で「太陽の家」を意味するハレアカラ山は、古くからハワイ人にとって神聖な場所として崇められてきました。伝説によると、半神半人のマウイは、母親が太陽があまりにも早く通り過ぎてしまうと愚痴をこぼしているのを聞いて、ハレアカラ山頂で上ってくる太陽の脚をロープで捕まえ、もっとゆっくり進むように説得しました。それに了承した太陽はゆっくりと進むようになり、昼が長くなったといわれています。

このハレアカラ山は、山頂まで道路が舗装されているので、自分で運転していくことが可能です。周囲は面積120㎢の広大なハレアカラ国立公園になっていて、標高に応じて様々な自然に出会うことができます。多くの絶滅危惧種が生息している場所でもあり、ネネ(ハワイアン・ガン)や、ハレアカラとヒマラヤでしか見ることのできない、20年に一度しか咲かない高山植物・シルバーソードという不思議な植物も見ることができます。 途中、3ヶ所のビジターセンターがあり、ハレアカラで見られる植物や動物の説明、ハイキングルートなど様々な情報を得ることができます。高山病予防のためにもビジターセンターに立ち寄りながらゆっくりとドライブして行くことをお勧めします。

 
 



 

ハレアカラクレーター


直径約11km、幅約3km、深さ約800m、周囲約34kmにも及ぶ火口を持つハレアカラ山。噴石丘が点在するこのハレアカラクレーターの赤土の地面には、スライディングサンドと呼ばれる砂の波紋も見られ、まるで月面かのような光景が広がります。映画「2001年宇宙の旅」のロケ地になったこともあります。山頂の手前には、鉄分を多く含んだ火山岩で形成されているマグネティックピークがあります。電磁波を放出しているため立ち入り禁止となっていますが、宇宙のエネルギースポットとしても知られています。

 



 

素晴しい眺望


頂上の展望台からは、マウイ島を一望できるだけでなく、ハワイ島のマウナケア山やマウナロア山をはじめ、ラナイ島やモロカイ島など360度のパノラマビューが楽しめます。眺望も素晴しいですが、眼下に広がる雲海と月面のようなクレーターの景色もとても神秘的で、地球のものとは思えない美しい光景です。

 
 




 

サンライズとサンセット


ハレアカラ山のハイライトはなんといってもサンライズとサンセットです。サンライズのベストスポットとしても有名で、多くの観光客や地元の人たちが集まります。 山頂を包む雲海からスローモーションのようにゆっくりと現れる太陽が、クレーターの中をオレンジ色に染めていくサンライズ。まさに天空の夜明けのようで、地球のパワーをも感じます。サンセットもとても美しく、ぜひ見ておきたい光景です。 さらに、サンライズ前、サンセット後の星空観測も特筆すべき美しさで、神々しい雰囲気の中に広がる満点の星空は圧巻の一言です。 山頂はとても寒いので、万全な防寒対策が必要です。

 
 




 

さまざまなアクティビティ

サンライズやサンセットツアー以外にも、クレーター内を散策するショートトレッキング、自転車で山を下りるスリルと爽快感たっぷりのダウンヒルツアー、知識豊富なガイドによるトレッキングツアー、乗馬ツアーなど様々なアクティビティがあります。 公園内にはハイキングトレイルがたくさんありますので、ご自身のペースで楽しむこともできます。

  
 

マウイ島にお越しの際は、ぜひ一度はハレアカラ山の美しさと壮大な自然を堪能してみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない思い出になると思いますよ。